ご主人の写真を強く抱きウエディングドレスを纏う一人の新婦。この方の姿を見ながら言葉にならない感動が心をよぎる。本当は写真の夫ではなく実体の夫と共に手を取り合ってこの場に立ちたい心情を持っていることは言うまでもない。しかし、今はそれが出来ない。その胸に去来する思いを察すると本当に胸が痛む。この方の前途に大きな神様の祝福があるように祈らざるを得ない。
結婚は本来、神が人間に最大の幸福として下さるプレゼントだった。しかし、神を失って生きてきた人間はそれを人間の次元で扱ってきた。(そうせざるを得なかった)そのことを本当に知ってみると神が人間を求めてきた世界と人間が神に出会いたかった世界は、お互いにどれほど号泣しても埋めることができない感動の世界がある。
祝福結婚は“ハッピーウエディング”ではなく、Holy Wedding(聖なる結婚)である