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札幌家庭教会 日曜礼拝説教集〔アーカイブ〕

2010/11/21 日曜礼拝説教要旨(齊藤教会長)

※ 一般向けに要旨が伝わる範囲で、表現の一部を訂正しています。

★「神の国と義とを求めよ」

天聖経 p.2436 天一国主人の生活
 皆さんは、国と義のために生きる人にならなければなりません。
 ・・・
 神の国を建設することができる人とはどのような人でしょうか。
 自分自身を否定し、切ない心で神様のために生きる人です。
 自らを否定し、社会と民族、国家、世界のために生きる人がまさしく神様の国を建設することができる人
 だというのです。
 ※天聖経は、家庭連合においては、聖書・原理講論に並ぶ教典のひとつです。

聖書 使徒行伝 第7章54節
 人々はこれを聞いて、心のそこから激しく怒り、ステパノに向かって、歯ぎしりをした。
 しかし彼は、聖霊に満たされて天を見つめていると神の栄光が現れ、イエスが神の右に立っておられるの
 が見えた。

 そこで彼は「ああ、天が開けて、人の子が神の右に立っておいでになるのが見える」
 と言った。人々は大声で叫びながら、耳をおおい、ステパノをめがけていっせいに殺到し、彼を市外に引
 き出して、石で打った。

 これに立ち会った人たちは、自分の上着を脱いで、サウロという若者の足元に置いた。
 こうして彼らがステパノに石を投げつけている間、ステパノは祈り続けて言った。
 「主イエスよ。私の霊をお受けください」そしてひざまずいて大声で叫んだ。
 「主よ、どうぞこの罪を彼らに負わせないでください」こう言って彼は眠りについた。
 ※ステパノが無実の罪で石打ちの刑で死刑になったことが書かれています。

聖書の使徒行伝に、ステパノとサウロという人物が記されています。サウロとは後のパウロです。

ステパノは12聖徒ではなく、一信徒の立場でありながら、日本で言えば七奉行、 教会運営していく為の七奉行に選ばれた人です。そして、一信徒の立場で初めて殉教していった人物です。 彼はいつも力強い聖霊に導かれた言葉を語っていました。

しかし、彼を妬み・迫害する者達も居り、その者達は、彼をなんとしても封じ込めたかったのです。
「彼は立法を壊そうとしている」「モーセの名前を傷つけている」などと嘘の噂を流し、 ついに裁判にかけられていくことになります。

逃げることも弁明をすることも出来たのに、それをしませんでした。

最後に神様の右側にイエス様がいらっしゃるのを霊的に見て、それを言ったとたんステパノは、 即石打ちの刑にかかってしまいます。

そのとき、「罪を彼らに負わせないで下さい」と、まさにイエス様が十字架にかかる時と同じように語り、 そして逝ったのです。

証人たちは服を脱いで、その場に居たサウロ(後のパウロ)の目の前に服を置いていきます。 嘘の証言をしたことにより、一人の人がこの世を去っていくのに、「罪を負わせないで下さい」 という言葉は、彼らにどれほどの後悔の念を与えたでしょうか。

聖書 使徒行伝 第9章3節~
 ところが、道を急いでダマスコの近くに来た時、突然天から光がさして、彼をめぐり照らした。
 彼は、地に倒れたがその時、
 「サウロ、サウロ、なぜお前はわたしを迫害するのか」
 と呼びかける声を聞いた。

 そこで彼は、「主よ、あなたはどなたですか」と尋ねた。すると答えがあった、
 「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。さあ立って、町にはいって行きなさい。
 そうすれば、そこであなたがなすべき事が告げられるであろう」
 ・・・・・・
 サウロは地から起き上がって目を開いてみたが、何も見えなかった。

聖書 使徒行伝 第9章10節~
 さて、ダマスコにアナニヤというひとりの弟子がいた。

 この人に主が幻の中に現れて、「アナニヤよ」とお呼びになった。
 彼は「主よ、わたしでございます」と答えた。
 そこで主が彼に言われた、
 「立って『真すぐ』という名の路地に行き、ユダの家でサウロというタルソ人を尋ねなさい。
  彼は今祈っている。彼はアナニヤという人がはいってきて、手を自分の上において再び見えるように
  してくれるのを、幻で見たのである」。

 アナニヤは答えた。
 「主よ、あの人がエルサレムでどんなにひどいことを~~~」・・・

 しかし主は仰せになった、
 「さあ、行きなさい。あの人は、異邦人たち、王たち、またイスラエルの子らにも、わたしの名を伝え
  る器として、わたしが選んだ者である。わたしの名のために、彼がどんなに苦しまなければならない
  かを、彼に知らせよう」

 そこでアナニヤは、出かけて行ってその家にはいり、手をサウロの上において言った。
 「兄弟サウロよ、あなたが来る途中で現れた主イエスは、あなたが再び見えるようになるため、そして
  聖霊に満たされるために、わたしをここにおつかわしになったのです」

 するとたちどころに、サウロの目から、うろこのようなものが落ちて、元どおりに見えるようになった。

サウロ(後のパウロ)は、その頃、キリスト教を激しく迫害していました。
そんなサウロのところにイエス様が現れて、「私を迫害するのか、サウロ」と言われ、
イエス様がサウロの目を見えなくしたのです。
彼は3日間ご飯も食べられず、愕然としました。

そこへイエス様が現れ、「ユダの家に行きなさい。そうしたら目が見えるだろう」と指示します。
そして、ユダの家の近くに住んでいたアナニヤという信徒を遣わしました。

アナニヤはパウロの目をあけさせていくために神様と問答しました。
アナニヤは、それまでのサウロの悪行をうわさで聞き、よく知っていたため、

『ユダの家にサウロという人がいる、そこで祝祷して目をあかしてあげなさい』

という神様の願いに対して、
『彼はとてつもなく多くの人を殺しているんですよ! 私たちを殺す人を助けることはできません!』

と一度は反発しますが、
『サウロが自ら来たのではなく、神が選んだ人なのだ』と言われたので、アナニヤは神様の願いに応える事を決意したのです。

ユダの家には地下室があり、殺されるかもしれない危険性もありました。しかし彼には信仰がありました。

「信じる」ということは「恐れない事」です。恐れる事は何もない。不安がなくなります。
今でもその地域には、まっすぐの道(という名前の道路)があり、アナニヤ教会という教会があります。

結局サウロは、イエス様の光で目がつぶれたものの、聖霊の光で目が開きました。
神は罰を与えたのですが、ここで神は救いを与えたのです。

神様が受けた苦しみを、選ばれた彼は味わなくてはいけなかったのです。

正しく生きた人、聖霊に導かれて、神が最も愛したステパノを殉教させ、 逆に神を迫害したパウロを神様は選ばれたものとして召命しました。
そして、そのパウロを召命するために使わされたアナニヤも又神様によって選ばれた人でした。

その後、サウロ(パウロ)は爆発的に伝道していきますが、苦しみも多く受けていきます。
神様はこのようにしてイエス様が昇天していかれた後も、 神の国を作るために、ひとり、又ひとりと、救いの計画に携わる人物を探し立てていったのです。

パウロは伝道に革命を起こしました。
「よい言葉を言う事は誰にでもできるが、実践しなさい」と言ったのです。
そしてみことば(神の指示や啓示)の如くに実践していきました。

不正をもって神の国は作れません。
神の国は永遠に続くものですから、正々堂々と神の国を作っていくのです。
不信して、恐れて、どうして神の国を作れますか。正義にしか神の国を作れないのです。

又、神の国を求めていくものは、義なる生活をしなくてはなりません。
「神の国を作る」と言っているだけでは、神の国はできません。
みことばを実践しないとできないのです。私達もまた隣人を愛する実践をするのです。